Windsurf Tab は、単なる Autocomplete ツールから、コード記述のための文脈認識型の差分提案・ナビゲーションエンジンへと進化しました。 これは、速度とフロー認識を最適化するためにゼロから学習した自社製 AIモデル SWE-1-mini によって動作しています。
提案は、コード、ターミナル、Cascade Chat の履歴、エディタでの過去の操作、さらにはクリップボード(詳細設定でのオプトインが必要)といったコンテキストに基づいて行われます。 Tab は現在のカーソル位置の前後の両方に編集を加えることができます。提案を取り消すには esc を押してください。 提案は、受け入れずに入力や移動を続けると自動的に消えます。

キーボードショートカット

  • 提案を確定: Tab
  • 提案をキャンセル: Esc
  • 提案を単語単位で確定: ⌘+→ (VS Code)、⌥+⇧+\ (JetBrains)
  • 次/前の提案に切り替え: ⌥+]/⌥+[

Tab to Jump

Windsurf は、次にカーソルを置く位置を予測し、エディタ内の特定の行に「Tab to Jump」ラベルを表示して、ファイル内の移動を容易にします。 そのまま Tab キーを押して確定すると、その次の位置へ移動します。

Tab でインポート

ファイル内で新しい依存関係を使う記述をしたら、ヒントが表示されたタイミングで Tab を押すだけで、ファイル先頭に自動でインポートされます。カーソル位置はそのままです。

設定

Windsurf Tab は、主に Autocomplete と Supercomplete の2つの設定可能な要素で構成されています。 Autocomplete は通常カーソル位置に表示され、Supercomplete はカーソル周辺の小さなウィンドウに表示され、削除や追加を提案できます。 Autocomplete と Supercomplete はオン/オフを切り替えられます。Autocomplete の速度は Slow、Default、Fast の各モードから設定できます。 クリップボードをコンテキストとして利用する設定にオプトインすることも可能です。これを有効にすると、クリップボードにコピーした内容を Windsurf がコンテキストとして使用できます。 Tab to Import と Tab to Jump の機能も切り替え可能で、Tab の提案を受け入れた後にコードをハイライトするかどうかを選択できます。

中間補完(FIM)

Windsurf Tab は中間補完(FIM)に対応しており、カーソルがコード行の途中にあっても提案を表示できます。
インライン FIM の詳細は、ブログのこちらをご覧ください。

ターミナルのコンテキスト認識

Windsurf Tab は、ターミナルの内容も文脈として把握します。